パリの郊外暮らし

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2006年 03月 21日

「パン地獄」 by フランスの中学生じゅんぺい

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学校にて、ラ・カンティンヌ(給食)の時のこと・・・。

 いつもお昼を食べる時にはカードを持ってなくちゃいけないんだけど(あらかじめ70ユーロを小切手で払っておいて、毎回3.7ユーロずつ差し引かれるシステム)、今日そのカードを忘れちゃったんだ・・・なんという不幸! そういう時はどうするか、っていうと、全校の生徒が食べ終わった後で残った物を食べさせてもらえる。それ、ってタダで食べられて一見よさそうだけど、ちがうんだ。もし、カードを3回忘れるとピュニシオン(罰)で、見張りの先生のいる部屋で1時間居残り勉強しなきゃいけないんだよ、それってサイテー、クールの正反対。なにがあっても避けたいことのひとつ!

 で、話はもどるけど、給食はセルフ・サービスで、カードを忘れたぼくは最後まで待たなくちゃならなかった。もしかして何も残ってなかったらどうしよう、と思って友達に「念のため、きみたちが通るときにパンをいくつかぼくのためにとっといてくれるかな。」って頼んでおいた、そうすれば最悪の場合でもパンが食べられるでしょ。
 でも、結局大丈夫だったんだ。ちゃんとアントレ(前菜)、プラ(メイン・ディッシュ)、フロマージュにデザートと全部もらえた。ほっとしてテーブルについたぼくを待っていたのは・・・大勢の友達。みんながくれたパンで、ぼくのプラトー(おぼん)はもう山盛り状態! オーギュスタン、エドワー、ピエール・アレクシー、ニコラ、フランソワ、アドリアンとあと少々がそれぞれ3-5個のパンをもってきてくれたんだ(たら~・・・!)
 げ~っ、なんだこれ~! って思ってたところに運悪く見回りのおじさんが通りがかって、「なんだ、そのパンはー?!! 次にやったら居残りだぞー!」 ・・・はいはい、ぼくも困ってるとこなんです。今度はレナっていう女の子が、「わー、なにそれ、全部食べなきゃダメよー!」って、人の気も知らないで・・・。近くにいた顔見知りの子たちは笑いながら、「もらってあげようか?」 ありがたい。でも、そこで、僕の目にはいったのは・・・ヤベ! 校長先生だ~! (また、これがやけに威勢のいい女の校長先生なんだよね) もう、ぼくは大慌てで上着の右ポケットに3つ、左に3つ、ズボンのポケットにも2つずつ、まわりにいた人にも配ってと、とにかくありとあらゆるところに入れまくった! もちろん、口の中にも。必死の努力の甲斐あって、おぼんに残ったパンはあと3つ。校長先生はなんとか無事クリアした。だがそこにまたさっきの見回りのおじさんがやってきて、ほぼ空になってたぼくのおぼんを見るなり、「なんだー!? 全部食べろ、って言ってないぞー!!!」 とのけぞって驚いた。

 ちなみにこの「パン」っていうのは日本みたいなふわふわパンじゃなくて、バゲット(フランスパン、皮がパリパリしていて歯ごたえがある)を5センチぐらいに切ったものだから結構かたいんだよね。それで、ぼくは午後の体育の時間じゅう、ずっとあごがはずれそうだった。わかるかなぁ、あごがはずれそうな感じって。手で「ぐしっ」ともどせば直るんだけどね。
 今日はうちに帰ってきてもおやつはパス。夜も大大好物のチャーハンだったけど、あまり食欲がわかなかった。

 もう、こんなコワイ経験は絶!対!に!したくない。
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by mavieestbelle | 2006-03-21 02:20 | じゅんぺい中学生日記


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