パリの郊外暮らし

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2006年 04月 07日

「フランスの算数」 by じゅんぺい

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 ぼくは、小さい頃から、ずーっと日本の通信教育っていうのをやって(やらされて?)いて、そのおかげで日本語の読み書きも一応できる、ってことになっている。ぼくとしては、ビデオやマンガのおかげって感じだけどね。ま、それはともかく、この通信教育っていうのは、もともとは駐在とかで海外にいる子供たちのためにできたんだと思うけど、ぼくみたいに外国で生まれ育った子供たちの役にも立ってるんだ。国語、算数、理科、社会、とあと中学からは英語もある。ぼくは小学生のころは算数と国語をやってて、中学からはとうとう数学だけになっちゃったけど、それでもけっこう大変! いつも、バカンスのたびに通信教育攻めにあうんだ。

 で、両方の国の算数をやってると、色々な違いがあるのに気がつく。まずは、ひき算だけど、たとえば7ユーロの本を買って10ユーロ札を払ったとする。日本式だと「10-7=3」で、すぐにおつりは3ユーロだってわかるよね。それが、フランス式だと、7に何を足すと10になるか、っていう考え方をしなくちゃならない。だからお店なんかでは、会計のおばさんが「えーっと、7ユーロだからっと・・・はいこれで8、これで9、これで10ユーロね。」って言いながら一枚ずつコインを出してくるんだ。この場合、極端な話、そのおばさんに「で、おつりはいくらだった訳?」って聞いてもたぶん答えはすぐには返ってこない。なぜかっていうと、おばさんは「10-7=3」をやってないんだ。わかるかな?7に順番に1を足していって、10になったところでやめる、っていうやり方なんだよ。この場合は7ユーロだったからいいけど、本の値段が7ユーロ23サンチームだったりすると、23サンチームから始めなくちゃならないからまたまた時間がかかるんだ。もちろん、レジの機械があるところでは大丈夫だよ!

 あとは、かけ算の九九が大変! なぜかっていうと、日本みたいにひとつひとつが短くないし、歌みたいにして覚えることもできないから。たとえば、4x6=24の場合、日本語なら「しろくにじゅうし」だよね。これがフランス語になると、「キャトル・フォワ・シス・ヴァントキャットル」っていう具合に長さだけでも倍以上になっちゃうんだ。その上、これは「ヨン・カケル・ロク・ニジュウシ」って言ってるのと同じだからめちゃくちゃ覚えにくい。そんな訳で、小学校の最終学年になってもまだ九九を全部覚えてない子がごろごろいるんだよね~。で、当然いつまでたってもわり算がマスターできない、ってことになる。

 このわり算がまた違うんだけど、うまく説明できるかな・・・。たとえば、273÷13という計算があるとすると、
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こういう書き方をするんだ。考え方は同じなんだけど、ぼくは日本式のほうがわかりやすいと思う。特にわり切れない計算の時、フランス式だと、そこらじゅう数字だらけでぐちゃぐちゃになっちゃうんだよね。フランス人の友達に教えてみたら、やっぱりその子も「日本式のほうがずっといい!」って言ってたよ。フランスでも日本式わり算を取り入れたらいいのに、って思うけど、こういうのってきっと変わらない、っていうかそう簡単には変えられないんだろーなー。
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by maVieestBelle | 2006-04-07 00:02 | じゅんぺい中学生日記


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